矢祭の、「10月4日すいようび、お月見泥棒の日。」

2回目の「○月×日」です。
→ 「やまつりの〇月×日」とは?
前回はお休みの日でしたが、今回は平日。
どんな変化が出るかなあとドキドキわくわくしながら1日過ごしました。
今回特徴的なのは、朝の様子を映し出した写真が多かったこと。
そして、空の色が変わったなあ、日がずいぶん短くなったなあと感じる写真も多くありました。

また、当日は「お月見泥棒」で子どもたちが各家を回りました。
お月見泥棒、ご存知ですか?
十五夜の夜、お月見のお供えを盗まれるほど縁起がいいというところから、子供たちが各家のお月見飾り・お供えを盗みに行くという風習です。
昔は月見酒に興じる大人が子供にお酒を少し飲ませたなんてこともあったそう(もちろん昔の話です。未成年の飲酒は法律で禁止されています)。
また、先日、「お月見泥棒」の風習を知らなかった学校の先生が「泥棒なんてだめだ、もらったものを返してきなさい」と注意されたというお話を聞きました。
しかも、ちゃんと返してきたことを証明するために、ハンコをもらってくるよう言われた、というオチを聞いてみんなで大笑いしました。もう60年近く前のお話です。
そうした思い出話を世代問わずいくつも持っているのが、矢祭の子供なんですね。
今は子供の数も減ってしまって昔ほどではないにせよ、子供たちにとっても地域の皆さんにとっても楽しみな行事の一つになっています。

2度目の今回も、たくさんの写真をお寄せいただきました。
前回を超える30名、85枚の大ボリュームになりました。

写真に添えられているメッセージもとても素敵。
忙しい中にもかかわらず、ふと周りを見るひと時を楽しんでくださっているようでうれしいです。
参加協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

それでは、今回の作品たちです。
一つ一つには、撮影された方々がつけたキャプションが添えられています。
そちらも是非ご覧ください。