回を重ねること3回目。
今年も「地域のみんなでラジオ体操」が開催されます。
「ラジオ体操」というと、「夏休み」とか「子どもたちがやるもの」というイメージが強いかもしれませんが、矢祭町で行われるのは「地域のみんな」が大きなキーワードです。
矢祭は田舎で、田舎だからこそ地域の人たち同士のつながりが強い…というイメージがあるかもしれません。 が、冷静に地域を見つめなおしてみると、確かに一面的にはそう思える部分もたくさんありますが、別の角度から見てみると、年々つながりが弱くなっていってるんじゃないかと思えることもたくさんあります。
年齢が近かったり子供や孫がいたりすれば別だけど、以前ほど年齢を超えての地域の交流が無くなっているなあ、そもそも人がどんどんいなくなって、働き方も様々になって、何かをみんなでやろうと思ってもなかなかそれを実行するのは難しい…
そういうこえは、矢祭町内でもあちこちから聞こえてきます。
そこで企画されたのが「地域のみんなでラジオ体操」。
住民主体で支えあう体制の整備を進めるために結成された「結いゆい隊」。
「小さな支えあいで笑顔の見える町」を目標に、地域づくりについて話し合う集まりです。
この結いゆい隊、ちょっと変わっているのは「地域のために私たち(結いゆい隊の人達)が頑張る」のではなくて、「地域のために力を貸してくれる人を探してつなげる」ところ。
「力を貸してくれる」といっても、何か大きなことをしてほしいとか、他人のために自分の時間を犠牲にしてでも頑張ってもらいたいとか、そういうことではないんです。
例えば、今回企画の「ラジオ体操」。
子どもたちだけでなく、地域に暮らす人全員に参加を呼び掛けています。
朝のさわやかな時間帯に体を動かして気分爽快になるだけでなく、会場に集まった人同士が「おはよう」と声を掛け合えば。
あいさつを交わしたどちらの人も気分良く一日のスタートがきれるでしょう。
それだけで、地域の誰かの力になっているといえます。
実際に
・散歩をしていたら、娘が「ジオ体操のおじちゃんだ。」と嬉しそうにしていた姿を見て、地域に顔見知りがいるだけで子供の”安心につながるのだと感じました。
・ラジオ体操で顔見知りになっていたこともあって、雨の中歩いていた中学生の息子を家まで送り届けていただいて助かったんですよ。
・小中学生の顔をほとんど見たことがなかったので参加してみました。朝から子供たちの笑顔がたくさん見れて、元気をもらえたようでうれしかったです。
(町内配布のラジオ体操を呼び掛けるチラシより抜粋)
という声も聞こえてきています。
今年は子供たちの夏休みも短く、またなかなか遠出も難しい状況です。
子どもたちだけでなく、私たちのひと夏の思い出作りと地域のつながりを深めるために是非ラジオ体操に参加しませんか?
会場は町内22か所で行われる予定です。詳しい場所や担当者については下記pdfを開いてご覧ください。
「みんなでラジオ体操」詳細はこちらから→machinoeki-yamatsuri.net/wp-content/uploads/2020/07/6ec872b76e39c4cd8e066890221244b7.pdf
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