創業はなんとビックリの天保4年(1833年)です!
町唯一の酒蔵ということで町中で愛されて飲まれているという印象ですね。
業種のカテゴリーは?と伺うと「日本酒醸造元、と書かねばいけないのです!」とものすごいプライドを持ってお仕事をされている気迫が伝わってきます。
お酒を造るこだわりは「コメの本来の味を追求すること」、「味わい深い日本酒を提供すること」だそうです。
確かにお食事をしながらいただく「南郷」はお米を作っている農家さんを思い起こさせてくれるような温かみのあるお味ですものね。大納得です。
春は「新玉の酒」、夏は「吟醸 生」、秋は「ひやおろし」、冬は「南郷大吟醸」と季節に合わせたお勧めもあり、通年では「つう」「うらら」がお勧めだそうです。
また、新作の「銀箭(ぎんせん)」は流行りの発泡日本酒ですがそこらでやってるような人工的に炭酸を加えるようなことはせず、醸造途中に発生する炭酸ガスをそのままビンに詰め込んだ自然なものです。是非一度お試しあれ。
直接蔵にお酒を買いに行くことも出来なくはありませんが、願わくは町内の「南郷」の看板のある酒販店でお求めください、とのことでした。
自社だけが生き残ろうなんて浅はかな考えではないことが伺い知れて嬉しくなりました。
また、予約で蔵の見学も可能だそうですが、受け入れられるのは最大でもワゴン車1台分(8人まで)だそうですのでお間違えなく。
バスなどの大型車は入れません。